平成19年10月29日月曜日

秋の風の中で

  ベランダのガラス戸をあけると、吟は「わざわざあけてくれてすまないね」とお出ましになる。

  たいていは、プランターに生えたネコ草を食みに来るのだが。

珍しく凛々しいショット

  さて、ネコは風をかぐ。本来は天敵や獲物の気配を探るためなのだろう。

  吟に野生がないとは言わないが、こうしたときには詩人の素質のほうが勝つようだ。
  風の匂い、そしてお陽さまの匂いが大好きな吟は、ベランダに出るとひとしきり鼻を突きたて、風を感じている。
  風の匂いをかぐ、というよりもあたかも鼻で聞いているようだ。「鼻を澄ます」という表現がないのが残念だ。

  ともあれ、そんなときの吟には風情がある。



そうかい、てれるぜ

  あ、ぶっちゃいく・・・・

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